お菓子のモチーフにもなるほど歴史やアート性が
評価されているカメオ。
特にブローチやペンダントになっているので、
誰でも一度は見かけたことがあるかもしれません。
一見、皆、同じ作りに見えますが実は、
様々な条件で価値の評価も変わってきます。
では、カメオにはどんな見分けかたがあるのでしょうか？
そもそも、カメオとは？
諸説ありますがカメオはギリシャ語で「起伏」を
意味すると言われています。
つまり、ある素材をもとに立体的に彫刻を施し
起伏のある装飾品をカメオと言われています。
手彫りと機械彫りの違い
・手彫り
カメオは、アーティストによる「手彫り」と
機械彫りがあります。手彫りは元祖ともいうべき、
紀元前からある製作方法でモチーフは似ていても、
個体差があるため当然、一点モノとなります。
・機械彫り
現在、主流の製作方法ですが最後の仕上げなど、
機械では対応ができない部分は手作業になります。
ただし、作品自体は複製となるので手彫りのような
一点モノではありません。
しかし、素材は手彫りも機械彫りも同じなので
精密さを求めるのか、アート性を求めるのか、
どこに価値を置くか、で判断も変わると思います。
カメオの素材は何でできているのか？
手彫りも機械彫りも模造品という縛りにはならず、
カメオには変わりありません。しかし、
素材に特徴があるのもカメオです。その素材に似せ、
まるで天然素材を使っているようなカメオは、
「模造品」と呼んでも仕方ありません。
カメオは冒頭でも書いたとおおり「起伏」を意味し、
彫刻ならガラス素材でもカメオだと言えます。
そのうえで、カメオの模様や色味などを演出するには、
オニキスやメノウといった鉱物を彫刻するタイプ、
赤珊瑚やシェルなど海の素材から作られていたりします。
カメオは色味の違う層を彫刻して完成させます。
また「張り合わせ」のカメオも存在します。
本来は彫刻をして完成させますが彫刻ではなく
複数の石を張り合わせて彫刻の様に見せているあタイプです。
近年は精巧な加工が可能なので、パッと見は判断が難しい
かもしれません。ただ、それが悪いわけではなく、
天然物と同じ価格などで販売をしていたら問題です。
あからさまにわかるのはプラスチック製のカメオです。
この場合は明らかなのでアクセサリーと割り切って
購入する人がほとんどなので問題はないのかもしれませんね。
問題は、個人売買やネット通販で偽っていた場合です。
カメオは高価買取はできる？
カメオは歴史が深いアクセサリーです。
その為、買取の場合でも大きな開きがありますので、
一概に、いくらです！とならないのが難点。
例えば、カメオだけでも、
・人気作家デザインのカメオ
・アンティークカメオ
・アンティークで有名作家のカメオ
・デザインが人気のカメオ
など、大枠の判断基準があります。また、
・汚れやキズはどの程度か
・金具の種類は
・本物か模造品か
これらの要素が絡みあって価格がきまります。
いずれにしても、判断が短しい場合、または、
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