日本は「黄金の国ジパング」などと言われてましたが
世界でも「金」は特別な存在でした。
今も昔も特別だった「金」
紀元前から「金」は位の高い人の装飾品に使われてきました。
そもそも「金」は希少だったので価値がある金属
だったようです。その為、通貨として使われた金貨も
「価値がある」という認識が最初からありました。
今の「金」の存在はイギリスの歴史にあり!?
1816年、装飾品だった「金」に「金本位性」という
資本主義的な制度をイギリスが導入しました。
これは「金」を「通貨の価値基準」とする制度です。
これが世界へ拡がっていきました。
日本では明治の時に導入さでれています。
「金本位制」の終焉・・・
その後、世界大戦の影響で状況が変わります。
海外との貿易などで金が流出したり、生活スタイルの変化で
「金本位制」が通用しにくい時代に変化していきました。
1971年に起きたアメリカのニクソン大統領による、
「ニクソンショック」と言われる「ドルと金の交換停止」
によってドルが急落。「金本位制」が崩壊状態になります。
そのことによって生まれたのが、現在の金の「変動相場」です。
変動相場の特徴
ニクソン・ショックによって危機になったアメリカに対して
救済処置を先進５カ国で協定を結んだのが「プラザ合意」。
ニューヨーク、プラザホテルでの出来事でした。
円高が進み日本ではバブルの始まりです。
どこかの国が戦争を始めたり、バブルが崩壊したりして、
世界が不景気になると安全資産の「金」相場が上昇します。
この「金」の価値を決めるこの仕組みは、世界政治によって
読み解くことができるとも言えるのかもしれません。
金貨の今は・・・
金貨を日常の生活の支払いで使用することはないでしょう。
「資産」または「コレクション」として保有していると思います。
そのうえで、新型ウイルスの流行とともに、世界が
変革している現在、金の相場高騰していて、
資産の運用を考えている人にはタイミングとも
言えるのではないでしょうか？
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