各社、中身が共通の場合も多い腕時計
壊れた時計なぜ買い取るのか？
壊れて使い物にならない時計を
なぜ、買い取ってくるのか？
不思議に感じたことはありませんか？
「買った時は10万円以上したのに・・・」
「買ってそんなに経ってないのに？」
とおっしゃる方も多いのですが、
正直に申し上げると、ジャンク時計のお買取りは
有名海外ブランドでも購入価格の10分の１以下の相場がほとんど。
国産、無名の時計は「〜数百円」というのが業界相場です。
修理するか買い替えるか・・・。
特別な思い入れがある場合は特に悩むのではないでしょうか？
時計は無数の種類がありますが、大抵は中身は共通の
パーツが使われていることも珍しくありません。
売却をするよりも、場合によっては、修理やOHをすると
新品の様に蘇り、新規購入するよりも良い場合もあります。
逆に、修理をすると高くついてしまう場合も。
特にデジタル時計などは、部品の流用が効かないので、
メーカーにも在庫がなく、修理より買い直した方が、
機能や性能も良くなっている場合もあります。
時計のムーブメントの秘密
時計の心臓部「ムーブメント」には、
自社生産の「マニファクチュール」と「汎用」があります。
デジタル時計は性能向上、企画開発の問題などから、
製造から約10年程度で部品自体が無くなることがほとんどで
「デジタル時計」は扱いがまた少し違ってきます。
「マニファクチュール」は高級時計に採用がされることが多く、
自社専用で開発設計した唯一無二のムーブメントを使用し、
他社にはない特徴があるので愛好家の間ではコレクションの
判断基準になったりします。
対して「汎用ムーブメント」は他社又は他のモデルと共用
している量産型ムーブメントでメーカーはコストをかけずに、
量産型ムーブメントを元に各社がアレンジして様々な
デザインの時計を作ることができるので主流となっています。
汎用ムーブメントが主流
汎用ムーブメントが決して安物というわけではなく、
時計製造の本場、スイスでは伝統として「その道のプロに任せる」、
つまり「餅屋は餅屋」で分業制が当たり前の産業体制なのです。
有名なのは「ETA社」と「セリタ社」で数多くのスイス製の
海外有名高級時計のムーブメント製造を担当していて莫大な
実績データがあるため、ある意味、自社製ムーブメント製造
メーカーよりも信頼性が高い場合もあるかもしれません。
壊れた時計を買い取る理由３つ
・文字盤やダイヤルに施された装飾を素材に戻して売却。
・分解して時計の「パーツ」に分け「中古補修パーツ」になる。
・修理をして中古品として販売
大まかにこの様な流通が考えられます。
文字盤などの素材は「金」「メレダイヤ」などある程度の量が
集まると価値がある場合があり買取対象になります。
「金」が使われた時計でも「1グラム」に満たない場合が多く、
地金ではないため金相場とは異なる評価になります。
そのためジャンク時計の場合１本だけよりも「質より量」で
「おまとめ査定」がおすすめです。
お買取が困難なジャンク時計
・汚損がひどい物
車に踏まれて「ぺっしゃんこ」など再利用が困難と
判断したものは買取ができません。
・無名の時計
ノベルティや露店などで購入など出所が不明な時計など、
お買取り対象外となります。
ジャンク時計でも高価買取りの時計もある！
特殊な例ですが、一部の時計は市場の需要が高いので
ジャンク時計としては破格の買取り価格が付くメーカーも。
その一例として・・・
・ロレックス
・カルティエ
・オメガ
・シャネル
などの他に限定生産など、プレミアが付いている
時計はジャンク時計でも高価な買取り額が付くことが
あります。(購入時の付属品があると高評価に）
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