よく聞くけど意外と知らない有田焼とは？
磁器に詳しくなくても『有田焼』という名は
聞いた事があると思います。
今回、数点の有田焼をお買取りさせて頂きました。
素敵なコレクションも数が増えると管理も大変に
なってきますがそもそも、有田焼とはどんな磁器なのでしょう。
有田焼は佐賀県の有田町周辺が発祥で生産される磁器を
いいます。朱色の絵柄が印象的ですが、他に
緑、黄色、紫、青など色彩が豊かな絵柄が特徴です。
日本の様な磁器を作る技術がまだなかったヨーロッパは
伊万里港から輸出された磁器が人気になりました。
因みに『有田焼』は江戸時代は『伊万里焼』で
『有田焼』になったのは明治期以降なのだそうです。
製造年代により3つの種類があり『古伊万里』『鍋島藩窯』
『柿右衛門』があるもの魅力の1つです。
この中で特にヨーロッパ貴族に支持されたのが
「古伊万里」「柿右衛門」のデザインはヨーロッパの磁器
『マイセン』にも影響を与えたそうです。
有田焼が人気がある理由
・絵柄
自然界の存在するモチーフがデザインで飽きがきません。
例えば、花木や鳥などの動物が華やかで色とりどり、
模様の様に描かれています。また下地が「純白」のため
発色が良いのも人を魅了する理由になっています。
・分業制
「餅屋は餅屋」という言葉がある様に日本工芸品の
伝統芸とも言えますが各作業はその道のスペシャリストが
担当しているので1つの作品が出来上がるまでに
何人もの想いが詰まった磁器といえます。
・有田焼の耐久性
有田焼は約1300度といった高温で焼きます。
また、ガラス質の原料を使うため艶やかで薄い磁器を
作る事ができるのです。
魅力的な有田焼の欠点は？
ヨーロッパを代表する『マイセン』にも影響を与えるほどの
魅力を持つ『有田焼』ですが弱点はないのでしょうか？
有田焼の価値は？お買取はできる？
世界的に有名な有田焼は今も時代に合わせ進化しながら
作られています。そのため様々な有田焼が存在します。
『有田焼』＝プレミアム価値とはいきません。
では、どの様な場合が高価買取の基準になるのか？ですが、
保存状態、箱の有無と状態、作家の銘、年代などで
評価が異なってきますので先ずは査定してみることを
おすすめします。
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